メルク,フルスペクトル蛍光体を発表

独Merck(メルク)は,米国カリフォルニア州で開催された「Phosphor Global Summit 2017」で「isiphor®」のシリーズの新製品である,フルスペクトル(FS)蛍光体を発表した(ニュースリリース)。

この蛍光体は,紫色LEDチップのアプリケーション向けに開発さたもの。非再吸収性でスペクトル設計の自由度が高く,色のばらつきを抑える独自の特徴を備えており,歩留まりを大幅に改善できる。また,高変換効率で省エネにも効果的だとしている。

紫色LEDチップは,太陽光に近い波長により美しい色合いを実現するとともに,LED照明の弱点であった高電流時のエネルギー変換効率の低下を抑えることができる。従来の青色LEDに比べて,より鮮やかで自然な白色や肌色の演出が可能で,時間の経過とともに変化する自然光の色を再現できるよう設計されている。

これによって,昼間,自然光が得られない環境でも人主体の照明を実現し,睡眠と覚醒のサイクルを維持することができる。睡眠を阻害する可能性のある照明光によるメラトニンの分泌抑制を低減する効果も見込まれるという。

キーワード:

関連記事

  • 植物と光の関係、光合成から次世代植物工場へ

    5月4日は「みどりの日」ー自然に親しみ、その恩恵に感謝する日として、植物や環境について考える機会でもある。植物の成長を支えているものの一つが「光」である。太陽光を受けた植物は、光合成によって二酸化炭素と水から糖やデンプン…

    2026.05.04
  • 阪大、半極性面InGaNとメタサーフェスで円偏光の課題を解決

    大阪大学大学院工学研究科の市川修平准教授、村田雄生氏、小島一信教授らの研究グループは、アルバックの戸田晋太郎氏と協力し、半極性面InGaN量子井戸とストライプ型メタサーフェスを組み合わせた新しい高効率円偏光源の開発に成功…

    2026.04.30
  • ソニーなど3機関、必要な場所のみを照らす青色VCSEL照明装置を出展【OPIE2026】

    ソニーセミコンダクターソリューションズ、大阪大学レーザー科学研究所、岩崎電気はOPIE2026に出展している可視光・赤外半導体レーザー応用コンソーシアムのブースにおいて、『青色面発光レーザー(VCSEL)を用いた位置分割…

    2026.04.22
  • パイフォトニクス、屋外常設対応のLED照明を発売 OPIE’26に出展

    パイフォトニクスは、屋外常設に対応した高耐環境型の光パターン形成LED照明「ホロライト・プロ・シリーズ」を開発し、2026年4月から発売を開始した(ニュースリリース)。主な用途は演出照明や建築照明で、マンションや商業施設…

    2026.04.13
  • 大同特殊鋼、赤外・赤色の高出力点光源LED素子を開発

    大同特殊鋼は、世界最高レベルの光出力を有した赤外(発光波長940nm)・赤色(発光波長650nm)の高出力点光源LED素子を開発した。また、同開発品を透明樹脂で封止した表面実装部品(SMD)も併せて開発した(ニュースリリ…

    2026.04.02

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア