大学4 年の夏,部活の同期数名と旅行をしていた途中,新潟県分水町(現在は燕市)にある友人の家に泊めてもらったことがある。そこでは朝昼晩のご馳走だけでなく,近くの名所にドライブに連れて行ってもらうなど,大いにもてなしを受け,貧乏旅の学生にとっては天国のようなひと時だった。

ちょうど地元の大きな花火大会があるということで,夜には花火見物にも連れて行ってもらった。僕たちが陣取ったのは,打ち上げ現場の花火師たちの動きが見えるほどの至近距離だった。そこで体験した,腹の底に響く花火の重低音は,初めて味わう衝撃だった。大会の最後を飾ったのは2 尺玉だ。
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