液晶空間光変調素子を使ってみませんか

1. はじめに

空間光変調素子(SLM: spatial light modulator)は,コンピュータ内の画像情報を光学系内に表示するために不可欠なデバイスである。コンピュータの液晶モニターもSLMの1種である。ここでは,光の位相を空間的に制御する位相変調型の液晶SLM(LCSLM: liquid-crystal SLM)について述べる。特に,計算機ホログラム(CGH: computer generated hologram)を表示する可変光波制御デバイスとして使用することを想定する1)。光の研究者がLCSLMを適切に使えば,研究の幅を拡げるであろう。LCSLMを適切に使う,すなわち,高い回折効率で所望のパターンを得られるCGHをLCSLM上に形成するために,LCSLMが少ない光ロスで2πラジアン以上の連続的な位相変調を必要とする。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    関連記事

    • 優れた安定性,超高精度,ポータブル性—量子革命2.0のキーテクノロジーとなる商業用超高安定レーザーシステム—

      1. はじめに 商用超高安定レーザーシステムは,最高の周波数安定性と最低の位相ノイズに加え,信頼性が高い自動化可能な動作を全てのポータブル装置において24時間提供する。これによって,以前は制御された実験室条件が必要であっ…

      2024.02.12
    • 鋼板切断用レーザーを利用した炭素鋼の発光スペクトル測定とAIによる炭素鋼の判定

      1. はじめに 炭素鋼は,すべての元素の中で最も原子核が安定している鉄元素が主成分であり,副成分の炭素,クロムおよびニッケルなどの元素含有量により引張強度,硬度が変わるため多くの炭素鋼の種類が存在する。また炭素鋼は,建設…

      2024.01.15
    • INFIQ®鉛含有/非含有量子ドット:特性と応用

      1. はじめに INFIQ®量子ドット(QD)には,硫化鉛ベースのナノ粒子(INFIQ® HP-QD)と鉛を含まないナノ粒子(INFIQ® LF-QD)とがあり,電磁スペクトルのうち,近赤外(NIR)波長と短波赤外(SW…

      2023.02.10
    • 量子テクノロジーパズルゲーム —光周波数コムと超安定レーザーが可能にする第二の量子革命—

      1. 概要 量子革命は第二段階に入った。第一段階では,トランジスタ,半導体,レーザー,衛星ナビゲーション技術などの新技術がもたらされたが,現在では,通信,計算,シミュレーション,あるいはセンシングや計測などのタスクに量子…

      2023.02.06
    • コヒーレントビームコンバイニングを用いた次世代ファイバレーザ

      1. はじめに 1960年にセオドア・H・メイマンにより発見されたレーザは,以来50年余,目覚ましく進歩を続けている。中でもファイバレーザが誕生してからは,その高いビーム品質によりレーザ加工は品質,スピードが向上した。レ…

      2020.04.21

    新着ニュース

    人気記事

    編集部おすすめ

    • オプトキャリア