精密電子回路をガラスコップなどの曲面にも形成可能,かつ超高速/高性能な光造形も可能な1台2役3Dプリンターの実用化に向けて

1. はじめに

3Dプリンターの登場によって,新しいアイデアや製品を簡単に試作できるようになっている。いわゆるMaker Movementと呼ばれる動きが加速している。しかし,モノ造りは従来の3Dプリンターやレーザーカッターのようなデジタル工作機械だけでは形は出来るが,モノを動かすことは出来ない。このモノ造り革命をさらに一歩も二歩も前進させる技術,エレクトロニクス回路も同一装置で形成出来,電子デバイスをワンピースで作成出来るのがこのSPACE ARTである。本装置は,専門知識を持たなくてもPCやスマホのお絵かきアプリで作成した回路や3D図面から,実物の電子回路基板や3D造形物を簡単に素早く作成出来る。

また,電子回路基板製作用の各種マスクが不要と言うことは勿論,紙やプラスティックフィルムという平板にしか回路印刷できない装置では無く,どんな材料や立体物の上(例えばガラスコップやロボットアーム,ドローンの機体上に)にも精密な電子回路パターンが形成出来る。さらに,3Dプリンターとしては従来の光造型機を凌駕する,射出成形レベルの高精度な造形物が高速で造形可能な1台2役の装置である。

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