日亜化学工業とイルミメディカルは、両社が保有する「次世代レーザー光源技術」と「カテーテル型光治療技術」を組み合わせた血管内レーザー照射システムの共同開発を進めていると発表した(ニュースリリース)。

これまで、光線力学療法(PDT)や光免疫療法(PIT)など、医療における光の活用は、体表面や内視鏡で到達可能な範囲に限られており、脳や膵臓、肝臓などの体深部に光を届けるには、開頭・開腹といった侵襲的な手術が必要だった。
両社は超小型光源を先端に搭載するカテーテルを開発し、血管経由でターゲット部位にアプローチして、低侵襲に体深部に光を届けるというシステムを開発している。
このシステムは、世界最小クラスの超小型半導体レーザー光源により、細く柔らかなカテーテルを実現し、体の奥深くまで光を届ける。また手元の見えない体深部で、冷却機構、安全センサ、照射光の方向を正確に把握する仕組みを搭載しているという。
光源メーカーが直接開発に携わることにより、薬剤の吸収特性に応じた任意の波長(例:664、690、730nm)、光の質、照射方法の提案が可能だとしている。