コニカミノルタ,高精度を追求した分光測色計を発売

コニカミノルタは,分光測色計の最上位機種「CM-3700A Plus」を発売することを発表した(ニュースリリース)。

製造業における品質管理において,計測装置による色彩管理はとても重要な要素となっている。

新製品は,特に,高い精度で測定することが難しい黒の繰返し性が従来機種より大幅に向上した。機器ごとの測定値の個体差(器差)がΔE*ab 0.08以下と非常に小さいため,サプライチェーンにおける複数台・多拠点での使用でも力を発揮するという。

また,従来機種「CM-3700A」とデータ互換性があるため,それまでに蓄積された測定データの継続使用が可能。さらに,ステンレス製のポリクロユニットハウジングを採用するなど,温度変化や経年変化に強い耐久性を実現している。

さらに,新たに電子ビューファインダーを備え,PC画面から測定物の位置合わせが容易にできるようになった。測定データと併せて画像を保存し,測定位置を画像で確認することが可能。また,測定物の出し入れがしやすい広い透過試料室やアクセサリー収納を備え,より使いやすいデザインになったという。

また,拡散照明にて正反射成分を含めた測定方式で,表面状態に関係なく素材そのものの色の評価するSCIと,拡散反射光のみの測定方式で,目視に近い色の評価するSCEの同時測定が可能になり,測定時間が従来機種の約半分に短縮した。さらに環境温湿度計とサンプル温度計を備え,色測定と同時に測定環境の温湿度やサンプル表面温度を確認・記録することができるとしている。

一貫した品質管理体制の下,日本国内で製造。使用時の衝撃や,周囲の環境温度などの外部要因で生じうる分光器の波長ずれを補正する機能「WAA(Wavelength Analysis & Adjustment)」を搭載し,定期校正(メンテナンス)と組み合わせることにより,精度を維持しながら安心して使用することができるという。

色彩管理ソフトウェア「SpectraMagic NX2」を使用することで,様々な色彩インデックスやグラフを使用した色彩管理やデータ分類,取引先と色彩値を使ったコミュニケーションが可能となる。さらに,Ver1.4以降のプレミアムライセンスでは,新機能の日常点検アプリケーションを使用して機器の状態を把握することができるとしている。

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