コニカミノルタ,色と光沢を同時測定する分光測色計を発売

コニカミノルタは,色と光沢を同時に測定できるポータブル分光測色計のフラッグシップモデル「CM-26dG」を2019年秋に,色彩測定のみのモデル「CM-26d」とコストパフォーマンスに優れた「CM-25d」を2019年3月に販売を開始する(ニュースリリース)。

これらの製品は,自動車やIT業界で多くの導入実績のある分光測色計「CM-2600d」「CM-2500d」の後継機種。自動車の内装部品や,スマートフォン,タブレットの外装部品などの生産現場をメインターゲットとし,ユーザー作業の効率化,省人化と,グローバル化するサプライチェーンでのデジタルカラーデータマネジメントを実現するという。サイズは,約81(幅)×93(高さ)×229(奥行き)㎜(3機種共通)。

「CM-26dG」は,660gの軽量コンパクトなボディながら,色と光沢の同時測定が可能な1台2役の測定器。この製品は,機器ごとの測定値の個体差(器差)が極めて小さいため,部品メーカーから完成品メーカーまで共通して品質管理に使用することができる。

色彩値の器差は⊿E0.12以内(BCRAタイル12色の平均)で,従来機比で約40%の器差縮小を実現した。卓越した測定精度によって,これまで必要とされていた色基準板を用いずに,測色データのみで色管理ができるデジタルカラーデータマネジメントが可能となるという。

測定径の切り替え(φ8mm/3mm)により小面積の測定が可能で,小さな部品の測定にも対応する。また,測定時にはビューファインダーによる正確な位置合わせができるため,柄物や小物部品の測定が容易。測定開口面には樹脂部品を採用しており,測定対象物のダメージに配慮している。

ルーチン化された作業を登録できるジョブ機能により,ワークフローに合わせた作業設定を行なうことができ,オペレーターの技能差による作業のばらつきを防止し生産性を向上する。また,Bluetoothによるワイヤレス通信や,PC制御による測定器設定も可能で,作業の効率化を実現する。

スマートフォンのように生産量の多い製品の品質検査では,1日数千回の検査を行なう場合がある。そのため従来から測定器の時間短縮,耐久性についての改善が強く望まれていた。この製品は,測定時間約1秒,測定間隔約2秒(色彩+光沢)を実現し,測定耐久回数も従来機に比べて大幅に向上したとしている。

キーワード:

関連記事

  • 筑波大,金色光沢の導電性高分子ポリアニリンを合成

    筑波大学の研究グループは,金色の光沢を示す導電性高分子ポリアニリンの合成に世界で初めて成功した(ニュースリリース)。 高分子のポリアセチレンは,飴⾊の⾦属光沢を⽰すポリアセチレンフィルムや,⾦属に匹敵する導電性を有するポ…

    2025.03.13
  • コニカミノルタ,高精度を追求した分光測色計を発売

    コニカミノルタは,分光測色計の最上位機種「CM-3700A Plus」を発売することを発表した(ニュースリリース)。 製造業における品質管理において,計測装置による色彩管理はとても重要な要素となっている。 新製品は,特に…

    2024.12.19
  • 東北大ら,基材不要で高い光沢効果のパール顔料開発

    東北大学と大阪大学は,従来の雲母(マイカ)の基材をベースとしたパール顔料の代替品として,エネルギー消費が少なく,120℃以下の環境にやさしい水熱プロセスを用いて,基材フリー(不要)型新規着色パール顔料の開発に成功した(ニ…

    2024.12.16
  • パナソニックコネクト,耐ノイズセンシング技術開発

    パナソニックコネクトは,現場で動く対象物を光沢などのノイズがあっても高精度かつ1ミリ秒以下でカメラで検出することで物流や製造現場のロボットによる作業を止めずに高効率化するセンシング技術を開発した(ニュースリリース)。 指…

    2024.10.30
  • 豊技大,視覚的な光沢感と瞳孔反応の関係を解明

    豊橋技術科学大学の研究グループは,視覚的な光沢感と瞳孔反応の関係を明らかにした(ニュースリリース)。 人間の目に入ってくる光量を調節する器官である“瞳孔”は,物理的に明るいものを見ているときに小さくなり(縮瞳),暗いもの…

    2024.04.18

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア