テクニスコ,東証スタンダードへ上場

テクニスコは6月21日,東京証券取引所スタンダード市場へ新規上場が承認されたと発表した(ニュースリリース)。東京証券取引所への上場日は2023年7月26日を予定している。

同社は1970年(昭和45年)2月14日の創業。資本金は1億円。精密加工部品事業(ヒートシンク製品及びガラス製品等の製造・販売)を主たる事業としている。

光学関連製品としては,光通信向け,高出力半導体レーザー向け,パワー半導体・MPU向けのヒートシンクを提供している。特に,独フラウンホーファーレーザテクノロジー研究所(ILT)と共同で開発したマイクロチャンネル・ ヒートシンクは,高出力LDモジュールの長寿命化を可能とするとしている。

また,プロジェクタ用映像表示デバイスや圧力センサ・加速度センサ等のMEMS製品向けから,医療向けに特殊な微細流路加工を施したガラスなど,幅広いガラス製品を提供している。新製品として,タッチパネル用化学強化ガラスの加工も開始した。

同社は,1つの製品の製造の中で異なる2つ以上の加工を組み合わせる「クロスエッジTechnology」を標榜しており,複数工程を同社1社が行なうことにより顧客の要望にマッチした製品を提供し,「人びとの喜びの実現の一助となる」ことを目標として企業努力を続けていくとしている。

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