山形大ベンチャー,有機EL材料を委託販売

山形大学で開発された,有機EL材料や有機太陽電池材料などの特許技術をベースに,有機半導体関連材料の研究開発および製造販売を行なうフラスクと東京化成工業は,山形大学およびフラスクで開発した有機・無機半導体材料の製造を東京化成に委託する契約を締結した(ニュースリリース)。

フラスクの最高技術責任者である山形大学教授の城戸淳二氏らは,これまで科学技術振興機構(JST)の大型プロジェクトである地域卓越研究者戦略的結集プログラム,戦略的イノベーション創出推進プログラム,革新的イノベーション創出プログラムを実施し,有機ELなど有機・無機半導体材料を開発して数多くの特許を出願し,取得してきた。

フラスクと東京化成工業は,これら特許化した材料の製造および販売を協力して行ない,有機ELディスプレイメーカー,有機EL照明パネルメーカーなどに販売する。

その他関連ニュース

  • 農工大ら,劣化の一因を抑制した有機ELデバイス開発 2024年07月23日
  • ブイテク子会社,オリジナル青色有機EL材料を開発 2024年07月18日
  • SCREEN,有機ELディスプレー用塗布現像装置を発売 2024年06月26日
  • 出光と韓国SK materials JNC,有機EL材料開発で提携
    出光と韓国SK materials JNC,有機EL材料開発で提携 2024年06月25日
  • DNP,第8世代向けメタルマスク生産ラインを稼働 2024年06月13日
  • クラリベイト,有機ELデバイスで2人の受賞を発表 2024年05月22日
  • 茨城大ら,円偏光を発光するキラルな亜鉛錯体を開発 2024年05月17日
  • 出光興産舟橋氏,有機EL青色材料で紫綬褒章を受章 2024年05月08日