ナノテクを活かすソフトとオプト

(期待通りの技術とそうでない技術)

新しい技術が注目を集め話題になることはよくあります。そのような中で,最も期待通りに発展したのがオプトエレクトロニクスだと思います。多くの関係者の尽力があったからではありますが,基本的には期待通りでした。

オプトエレクトロニクスと同じように,広く期待を持たれたのがナノテクでした。大きな期待の反映で,「ナノ」は色々な技術分野に接頭語として使われました。ナノエレクトロニクス,ナノバイオ等々です。また,予算申請書の題名にも広く使われたようです。

(ナノテクで意識されたニーズ)

ナノテクが提唱されだした頃,ICの世界ではサブ・ミクロンという単位が一般的に使われ,サブ・サブ・ミクロン,つまりはナノが使われるようになるのは時間の問題といった感じでした。つまり,ナノが重要といわれても何を今さらといった感じもありました。

また,オプトエレクトロニクスの開発では,常に「どう使えるか」といった課題意識が背景にあります。つまり常にユーザニーズが考慮されています。この点で真逆なのがナノテクでした。敢えていえば,ユーザニーズというよりサプライヤニーズの重視でした。

ナノテクの提案時には,「ナノサイズで新規に発現する機能を活かした技術」といった定義がありました。この定義についても「どんな機能が実現するのかについてはともかくとして」といった印象がありました。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    関連記事

    • ゴーストの話です

      (置きっぱ) 何年か前,友人の見舞いに行った時でした。病室へ看護婦が駆け込んできて「これ置きっぱになっていました」と,私がリハビリ室に置きっ放しにした小物入れを届けてくれました。その時初めて聞いた「なし」抜き表現でした。…

      2021.09.01
    • 心配量一定の法則

      心配量一定の法則

      (産業黎明期の人材) 産業調査に関係する者としては,どのような産業でも新たに成長が始まるような時期を経験できることは貴重です。新しい技術,製品が続々と登場し,新たな成長企業も登場し,とにかく賑やかです。 このような時期に…

      2021.08.17
    • 分かり易いのが良い予測です

      分かり易いのが良い予測です

      (若手研究者のご苦労) 大学の若手研究者には,強い起業意欲を感じさせる方がいらっしゃいます。そのような方々から事業構想をお伺いさせていただく機会が増えました。関連する市場予測についてもお聞きすることがあります。 もちろん…

      2021.07.30
    • 色々なコミットメント

      (コメントとコミットメント) 「一言でもコメント,小さくてもコミットメント」という標語を教わったことがあります。語呂が良かったためか今でも覚えています。二つの言葉は十分に日本語化していますので,「論評」や「約束」よりはカ…

      2021.07.15
    • 司会業・仲裁業・発掘業

      (いろいろな司会) 仕事柄よく司会を担当しました。座談会の司会,講演会や勉強会の司会もありました。個人的には結婚式の司会もやりました。最も多かったのは,コンサルテーションのワーキンググループ作業での司会でした。 この場合…

      2021.06.30

    新着ニュース

    人気記事

    編集部おすすめ

    • オプトキャリア