世界最大の光学展示会、開幕。注目は新設の「Vision Tech Expo」

【サンフランシスコ=編集部 林諭子】世界最大級の光学・フォトニクス専門展示会「Photonics West 2026」が1月20日,米国サンフランシスコのモスコーニ・センターで開幕した。SPIE(国際光工学会)が主催する本展示会は,レーザー,光学部品,オプトエレクトロニクス,バイオフォトニクス,量子技術などを網羅する国際イベントとして,世界中の研究者・技術者・企業関係者から高い注目を集めている。会期は1月22日まで。

【写真】Photonics West 2026開幕の様子

今回のPhotonics Westでとくに注目されるのが,新設された「Vision Tech Expo」である。本企画は,ビジョン,センシング,イメージング技術に特化した展示エリアとして設けられ,マシンビジョン,画像処理,3Dセンシング,LiDAR,分光イメージングなどの最新技術が一堂に会している。製造業の自動化やロボティクス,モビリティ,インフラ監視,医療診断など,実装を意識した応用事例が数多く紹介されている点が特徴である。

展示会全体では,世界各国から1,200社を超える企業・団体が出展し,半導体製造,光通信,AR/VR/MR(拡張・仮想・複合現実),量子技術といった成長分野に向けた最新ソリューションが披露されている。AR/VR/MR分野では,ディスプレイ用光学部品やマイクロディスプレイ,視線追跡用センサなどの展示が目立ち,空間コンピューティングを支えるフォトニクス技術の重要性が改めて示されている。

併催される国際会議では,基礎研究から産業応用まで幅広いテーマで数千件規模の発表が予定されており,学術と産業の融合が進む場となっている。Photonics West 2026は,フォトニクス技術の現在地と将来像を示すとともに,新設されたVision Tech Expoを通じて,センシング・イメージング分野の存在感を一段と高めている。

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