天田財団、レーザプロセッシング分野に1.3億円超の支援

天田財団は2025年度前期の助成先を発表し、11月29日に神奈川県伊勢原市のAMADA FORUMで助成式典を開催した。研究開発助成、国際交流助成、技能検定受検手数料助成を合わせた総採択件数は114件、助成総額は2億8,322万円に達する。

天田財団 代表理事理事長・磯部任氏(アマダ代表取締役会長)

このうち、レーザプロセッシング分野の採択件数だが、研究開発助成では重点研究3件、一般研究28件、若手研究10件の合計41件、助成金額は1億1,380万円に上った。斜角照射によるCu/Al溶接や高輝度サファイアセラミックスレーザ光源、超短パルスレーザ加工、金属積層造形の高度化など、多様で先端的なテーマが並ぶ。

国際交流助成でも、レーザー関連分野が多く、国際会議の開催・準備助成としてOPIC2026やTILA-LIC2026など5件が採択され、国際会議参加助成ではLPM2026やPhotonics Westといった世界的会議への参加を支援、若手を含む17件、計1,401万円を助成した。

2025年度助成式典のもよう

また、人材育成を目的とした技能検定受検手数料助成では、「レーザー加工作業」の受検者31名に対し計43万円を助成。研究開発から国際学会、人材育成まで、レーザプロセッシング分野に対する同財団の支援は極めて広範となっている。

助成式典で挨拶に立った、天田財団 代表理事理事長の磯部任氏は「科学研究費に対して短期的な成果が求められる中にあって、基礎的な研究が制限されているのではないか。研究開発には長期的な視点も重要で、特に若手研究者への支援拡充は必要だ」と述べ、天田財団としても技術の発展と人材育成を支援していくと語った。

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