
米Edmund Opticsの日本法人、エドモンド・オプティクス・ジャパンは,光干渉断層計(OCT)用ファントムと拡散反射ファントムを同社の製品ポートフォリオに加えると発表した(製品ページ)。
この製品は,正確で信頼性の高い測定を確保するため,屈折率,散乱係数,吸収係数などの光学特性を良好に特性化する,OCTシステムのテストやキャリブレーション用の標準サンプル。ポイントスプレッド,マルチレイヤー,ピラミッド,および多目的用デザインをラインナップし,深さ方向分解能,画像コントラスト,感度などのシステムパラメーターの正確なテストを保証し,臨床および研究測定における一貫性を提供する。
さらに,新たに追加された拡散反射ファントムは,バイオフォトニクスアプリケーションにおける校正,特性評価,分析用に,生体組織の光学特性をシミュレートする。25x25mmと50x50mmサイズをラインナップし,筋肉,脳,脂肪組織の空間周波数領域イメージング,拡散反射分光,拡散ラマン分光などのアプリケーションに理想的だとする。
この製品の追加は,従来の光学部品を超えてポートフォリオを拡大するもの。これにより,バイオフォトニクスの研究者や業界のエンジニアに,標準化されたツールを在庫販売で提供するとともに,研究開発から量産に至るまで,顧客の開発サイクル全体を通じて効果的なソリューション一式を提供するとしている。