日亜の自然光LED,美術館等へ試験導入を開始

日亜化学工業は,同社の開発した紫外線を含まずに自然な光を再現するLED照明「Optisolis」の試験導入を,ドイツの複数の美術館・博物館の協力を得て開始したと発表した(ニュースリリース)。

この製品は,LEDの特長のひとつである省エネルギーへの貢献だけでなく,太陽の可視光領域や白熱電球の分光分布を模倣することにより,照らされたものの色を自然に再現することができるというもの。より正確な色合いと細部まで再現可能な光で作品を照らすことによって,作品をより鮮やかに見せるという。

同社がこれまで培ってきた青色LEDと蛍光体の技術・経験を用いることで,特有の高い光質を実現。紫外線領域がほぼ含まれていないため,光が作品へ与える損傷影響を低く抑えることができる。

また平均演色評価数CRIは98にもおよび,CRI算出には用いられていない赤色の評価指数R9においても94と高い値を示す。2700K~6500Kの幅広い色温度範囲に対応しており,環境温度や駆動条件にかかわらず安定して自然な光を提供できるという。

そのため,美術館・博物館の照明として導入すれば,高い省エネルギー効果が期待されるだけでなく,これまでの一般的なLEDに対して,作品のすばらしさを正しく伝えることができるとしている。

この新しいLEDは完全な色の再現を目指しており,美術館・博物館の照明だけではなく,高い色再現性と自然で心地よい光が好まれる場所では同様に適しているとして,例えば,正確に色を知覚することが求められる印刷や塗装を行なう現場や,宝飾店,小売店などの施設にも理想的だという。

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