ローム,1608サイズ高光度チップLEDを発売

ロームは,カーオーディオやメーターパネルなどの車載機器をはじめ,産業機器,民生機器の表示パネルに最適な単ランク対応1608サイズの高光度チップLED「SML-D15シリーズ」を開発した(ニュースリリース)。

このシリーズは,従来,LEDの製造限界である光度バラツキの大幅な低減と光度の安定化に成功した。従来比1/4の光度バラツキとなる高精度を実現したことにより,これまで一般的に光度ごとに4つ程度のランクを準備し,ランク指定による選別で対応していたのが,業界でも稀な単ランクでの供給を実現。これにより,各アプリケーションの光度バラツキ解消と設計負荷軽減に大きく貢献するとしている。

また,LED発光素子の見直しと最適化により,同社従来品に比べて最大3倍の高光度化を実現。1608サイズ(1.6×0.8mm)として業界トップクラスの高光度を誇る。さらに,車載部品の信頼性基準であるAEC-Q101にも対応している。

なお,このシリーズは9月よりサンプル出荷(サンプル価格 100円/個:税抜)を開始している。