日本レーザー,オレンジ色DPSSレーザの取り扱いを開始

日本レーザーは,波長594nmと607nmのオレンジ色DPSSレーザの取り扱いを開始した。

日本レーザー

このレーザは,特に長波長側の赤色蛍光たんぱく質(RFP)の励起源として最適なもので,これを使うことでRFPの自己蛍光の大幅低減,高輝度,高い生体透過性を最大限に生かすイメージングが可能となる。主な特長は低ノイズ,高い安定性,出力変調可(アナログ,デジタル),漏れ光無しのON/OFF変調,シングルモードファイバカップリングが可能など。出力は594nmが25/50/100mW,607nmが50mW。価格は180万~300万円程度の予定。

これまでオレンジ色レーザとしてはHeNeレーザや波長変換ファイバーレーザなどがあったが,前者は低パワー,後者は非常に高価であるという問題があり,リーズナブルな価格で数10~100mWクラス,高い安定性のオレンジ色レーザの製品化が望まれていた。今後,近赤外蛍光タンパクの開発とともに,ますますこの波長のレーザの重要性が増すことが予想されている。

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