東芝,米揚水発電所向けに世界最大の水車を出荷

東芝の中国現地法人である東芝水電設備(杭州)有限公司は,米国・ミシガン州,ミシガン湖のラディントン揚水発電所向けポンプ水車の製造を完了し,このたび出荷式を行なった。

出荷したのは重量約260t,直径約8.4mの揚水発電所向けとしては世界最大となる水車ランナ。今後,順次納入し,2019年中には更新工事が完了する予定。なお,今回納入する製品の開発は東芝京浜事業所で行ない,機器の据付工事は米国の現地法人であるハイドロパワーサービス社(HPS社)が行なう。

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今回出荷する設備は,1969年から1973年にかけて設置された他社製機器(31.2万kW)の更新で,最新の水車模型設備や解析技術を用い,水車の形状を最適化することなどにより,出力を約5万kW向上することができた。この結果,1台あたり定格運転時で約36万kWの出力を出すことができるようになる。

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