月刊OPTRONICS 特集序文公開

高ボーレート・マルチバンド 波長多重伝送システム

1.はじめに
光伝送システムは,これまでの40年間で1万倍の大容量化と1000倍の電力効率化を果たし,情報通信技術とICTサービスの飛躍的発展のバックボーンとして社会変革の原動力となってきた。今後来るべきBeyond 5G(6G)時代においても,この期待はますます高く,これに応える技術の進化が求められている。広域ネットワークの大容量化と省電力化をさらに推し進める上で,光波長パスあたり,さらに,光ファイバあたりのビットレート・距離積(BD積)を増大させることが重要であると考えている。本稿では,光送受信機のボーレート拡大と波長多重ノードの波長帯域拡大という「2 つの帯域拡張」によってBD積を拡大させるアプローチについて,これまでの開発状況と今後の展望について述べる。

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