1 まえがき
SDV(Software Defined Vehicle)は,従来の車載ネットワークに比べて高い柔軟性と機能拡張性を要求する。そのため,CAN(Controller Area Network)などの業界固有の技術から,Ethernetベースのオープンな技術に置き換わりつつある。これは,増大する車内の情報を伝送するためにEthernet物理層の広帯域性が求められているという側面もあるが,一方でデータリンク層が,低遅延,高信頼性といったSDV特有の要件を満たすために不可欠であることを意味する。
本稿では,SDVのネットワークを構成する車載Ethernetのデータリンク層技術に着目し,実用化されて間もない技術から今後導入が期待される最新技術について解説する。2章では,従来の車内ネットワークからSDV化に向けたアーキテクチャの進化の変遷について振り返り,SDVのネットワークに求められる要件を明らかにする。3章で,この進化を支えるデータリンク層技術としてIEEE 802.1で規定されているEthernet TSN(Time-Sensitive Networking)について解説し,4章では冗長化を例にとりTSNの効果について述べる。5章では,今後の実用化が期待される車載SDN(Software Defined Networking)の技術動向について述べる。
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