メコンの余韻 ラオスの古都,ルワンパバーンに行ってきた。町全体が世界文化遺産に指定されている仏教の町だ。今回の旅の一番の目的は,メコン川をゆっくりと眺めることである。特に理由があるわけでは無いのだけれども,ただ何となくメコン川を眺めた […] 2023年04月24日 ひかりがたり ひかりがたり 第120話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
遠赤外線の効能 寒い季節になると暖かいインナーウェアがありがたい。その昔,とは言っても僕の父親くらいの世代では,ラクダの毛や羊毛で作られた「ラクダのシャツ,ラクダの股引き」なんていうものが定番だった。今は技術の進歩で,薄くても暖かい高機 […] 2023年03月20日 ひかりがたり ひかりがたり 第120話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
惹かれ合う影 冬になって太陽の角度が低くなったから,陽射しや影が長く伸びている。先日,電車に乗ったら,僕の向かいの座席の無いスペースの壁に,窓の形の明るい陽射しが投影され,そしてその中には座っている僕の影が映っていた。 少し体を斜めに […] 2023年02月13日 ひかりがたり ひかりがたり 第119話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
色なき風はどんな色? 秋になると,僕が住んでいる街では夕方の4時に童謡「紅葉」のメロディーが防災放送で流れるようになる。「秋の夕日に 照山もみじ」という歌詞で始まるこの歌を,日本人であれば誰もが聞いたことはあるだろう。歌の2番には「赤や黄色の […] 2023年01月10日 ひかりがたり ひかりがたり 第118話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
迷いの窓と悟りの窓 京都の源光庵という禅寺に行ってきた。寺の名前に「光」が入っていること,そしてこの寺には「迷いの窓」「悟りの窓」という有名な二つの窓が並んでいるということで,前から僕はこの寺が気になっていたのである。 窓というのは,採光, […] 2022年12月26日 ひかりがたり ひかりがたり 第117話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
無量光─何物にも遮ることのできない光─ もう何十年も前に見た映画なのでうろ覚えなのだけれども,ディズニー映画のピーターパンの中で,ウェンディーという女の子の部屋にピーターパンが自分の影を忘れてしまい,ピーターパンがそれを取り戻しに来るというシーンがあった。 ピ […] 2022年11月17日 ひかりがたり ひかりがたり 第116話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
薄暗闇に浮かぶ影 不覚にも,テニスで自打球を右目に当ててしまった。しばらくは目に強い痛みを感じ,涙がポロポロと止まらない。目をつぶっているのに視覚には白い星がいくつも光っている。強い衝撃のために光視症が起きていたのだ。。 なんとか目を開 […] 2022年10月14日 ひかりがたり ひかりがたり 第115話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
4Kの恩恵 東京では夏のオリンピックが2度,開催された。1度目は1964年。当時,僕はまだ幼い子供だったけれども,白黒テレビで見た開会式や三宅選手の重量挙げのシーンは今でも記憶に残っている。そして2度目の開催は2021年。今や熱帯 […] 2022年09月05日 ひかりがたり ひかりがたり 第114話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
赤毛のアンがつくった虹 「赤毛のアン」を初めて読んだ。僕は,この小説は「夢見る乙女が読む物語」という偏見を持っていて,なんとなく近寄り難いイメージを持っていたのだ。先日,手持ち無沙汰で家の書棚の中から適当に本を引っ張り出したら,それが「赤毛の […] 2022年08月08日 ひかりがたり ひかりがたり 第113話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
これは光か 夜中にふと目が覚めてしまった。雨戸がない部屋に寝ているから,カ ーテンの隙間から月明かりが差し込んではいるが,それでも室内は充分に暗い。なんだか目が痒いので,両目をつぶって親指の付け根でぐりぐりこすったら,一瞬,視界に […] 2022年06月30日 ひかりがたり ひかりがたり 第112話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)