経営者の連想力

(教育者としての経営者)

実験をやらなくなった工学部の教授は進歩しないと聞いたことがあります。教授ですので学生の教育はされます。学生の成長という成果も得られます。しかし,ご自身の,研究者としての成長は止まってしまったという意味でした。真偽は分かりません。

他社事例を聞いて,自社や自分の昔話しかしなくなった経営者は進歩しないということも聞いたことがあります。他社事例を紹介されると,その事例自体については議論せず,「うちの場合は…だった」,「僕の場合は…だった」と話し出す経営者は成長しないということです。

他社事例を聞いて,自分の昔話を始める経営者は,あえていうと教育者なのだと思います。先輩の昔話は,その話を聞かされる後輩にとっては「他者」事例です。しかし,若い時に聞かされてうんざりした先輩の他者事例も,後になるとありがたく思えることもあります。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    関連記事

    • ゴーストの話です

      (置きっぱ) 何年か前,友人の見舞いに行った時でした。病室へ看護婦が駆け込んできて「これ置きっぱになっていました」と,私がリハビリ室に置きっ放しにした小物入れを届けてくれました。その時初めて聞いた「なし」抜き表現でした。…

      2021.09.01
    • 心配量一定の法則

      心配量一定の法則

      (産業黎明期の人材) 産業調査に関係する者としては,どのような産業でも新たに成長が始まるような時期を経験できることは貴重です。新しい技術,製品が続々と登場し,新たな成長企業も登場し,とにかく賑やかです。 このような時期に…

      2021.08.17
    • 分かり易いのが良い予測です

      分かり易いのが良い予測です

      (若手研究者のご苦労) 大学の若手研究者には,強い起業意欲を感じさせる方がいらっしゃいます。そのような方々から事業構想をお伺いさせていただく機会が増えました。関連する市場予測についてもお聞きすることがあります。 もちろん…

      2021.07.30
    • 色々なコミットメント

      (コメントとコミットメント) 「一言でもコメント,小さくてもコミットメント」という標語を教わったことがあります。語呂が良かったためか今でも覚えています。二つの言葉は十分に日本語化していますので,「論評」や「約束」よりはカ…

      2021.07.15
    • 司会業・仲裁業・発掘業

      (いろいろな司会) 仕事柄よく司会を担当しました。座談会の司会,講演会や勉強会の司会もありました。個人的には結婚式の司会もやりました。最も多かったのは,コンサルテーションのワーキンググループ作業での司会でした。 この場合…

      2021.06.30

    新着ニュース

    人気記事

    編集部おすすめ

    • オプトキャリア