三菱電機,粒子線治療装置事業のグローバル展開を開始

三菱電機は,日米で粒子線治療装置事業の事業体制を整備し,陽子・炭素イオン・陽子炭素共用の全てのタイプをグローバル展開すると発表した(プレスリリース)。

具体的には,米国三菱電機パワープロダクツ社に粒子線治療装置事業の専門部署PTS(Particle Therapy System)チームを設置し,米国での販売を開始する。また,本社の原子力・医療システム事業部の先端・医療システム部に海外医療販売の海外医療システム課を新たに設置し,米国PTSチームとも連携し,米国以外への販売も強化する。

さらに,電力システム製作所にグローバル薬事プロジェクトグループを新たに設置。2013年設置の自社内検証用加速器の活用により,米国FDA 510k認証の早期取得を目指すとしている。同社は,全タイプの粒子線治療装置で安定した臨床稼働実績を有している。