阪大、ナノスケールの光応答繰り返しスイッチを実現

大阪大学大学院理学研究科助教の田中啓文氏、教授の小川琢治氏らの研究グループは、大阪大学産業科学研究所准教授の柳田剛氏らの研究グループとの共同研究により、光応答原子スイッチを用いた網膜型スイッチング素子の開発に成功した。

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これにより従来の技術では光情報を受け、オン動作しかできなかったスイッチング素子が、オン、オフを繰り返しスイッチングできるようになった。本研究成果により今後、動画を撮影するだけでなく、最も頻繁に出現する画像を記憶・認識したりすることが可能となる。

微小な電流で、様々な認識が可能となることから、「人体の電位を利用して動作する人工網膜」などの開発や「頻繁に現れた人間の顔のみを記憶する」といった学習型画像認識システムの開発応用などが期待される。

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