NICT,デジタルコヒーレント光伝送技術の1Tb/s化など研究開発課題3件の受託者を発表

1情報通信研究機構(NICT)は,デジタルコヒーレント光伝送技術の1テラ化の研究開発等,研究開発課題3件について受託者を決定した(プレスリリース)。

○光周波数・位相制御光中継伝送技術の研究開発
ネットワークの大容量化を目指し,既に100Gb/s伝送で採用され実用化されているデジタルコヒーレント技術を,1Tb/s伝送向けに高度化する技術を研究する。1Tb/s伝送の実現に向けて光の波長(周波数)や位相を高精度に制御できる光源と複数の波長を低雑音で処理する増幅器の研究開発に着手する。

課題A 高精度光周波数・位相同期制御技術
研究期間:平成26年度から平成29年度まで

副題 受託者
周波数利用効率の向上・高速リストレーションを揃って可能とする高コヒーレンシ光源技術
○三菱電機株式会社
国立大学法人大分大学

課題B 広帯域マルチキャリア光パラメトリック光増幅中継技術
研究期間:平成26年度から平成29年度まで

副題 受託者
大容量マルチキャリア信号の高ダイナミックレンジ中継増幅技術
○日本電信電話株式会社
古河電気工業株式会社
国立大学法人徳島大学

○大規模フラットネットワーク基盤技術の研究開発
光パス通信路と光パケット通信路を高速かつ柔軟に切り替えて大容量通信を実現するためのキーデバイスである大容量光信号スイッチと,それを用いたネットワーク制御技術の研究開発を行なう。

課題A 超高速光スイッチサブシステムの開発
研究期間:平成26年度から平成30年度まで

副題 受託者
超高速光スイッチサブシステムの開発
○日本電信電話株式会社
富士通株式会社

課題B 柔軟な高速可変性を活用する大規模フラットネットワークの検討
研究期間:平成26年度から平成30年度まで

副題 受託者
マルチサービスを提供する大規模フラットネットワーク制御技術 国立大学法人名古屋大学
大規模フラットネットワーク構築のための弾力性のある光パス設定制御
○大阪府立大学
国立大学法人大阪大学

○メッシュ型地域ネットワークのプラットフォーム技術の研究開発
メッシュ型の通信路による非常時にも平時にも役立つプラットフォーム及びアプリケーションの研究開発と実証実験を行なう。
研究期間:平成26年度から平成28年度まで

副題 受託者
NerveNetの平時活用および実フィールド実証に関する研究
○日本ユニシス株式会社
株式会社フィンチジャパン
ナシュア・ソリューションズ株式会社
国立大学法人東北大学