目抜き通り? 目抜き通りといえば,銀座中央通りとか,パリのシャンゼリゼとか,ニューヨークの五番街などが“the 目抜き通り”という感じだろうか。「目抜き通り」は,“その街の中で最も賑やかな通り”という意味の言葉だ。 この言葉にはなんだ […] 2021年12月13日 ひかりがたり ひかりがたり 第105話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
熊の撃退法 ─モナリザ効果の効用─ 西丹沢の白石峠でまったりと風の音を聞き入っていたら,どこからかドドドドという音が聞こえてきた。自衛隊の演習の音かな,などと思っていたら,その音は次第に大きくな ってくる。そういえば登山道の入り口には熊目撃情報が出ていた。 […] 2021年11月05日 ひかりがたり ひかりがたり 第104話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
蝉が見る夏の光 ツクツクボウシが鳴き始めると,遊び呆けているうちに,未だ白紙の夏休み帳の存在が頭の片隅でずんずんと大きくなり出した子供の頃の夏の後半を思い出す。 ツクツクボウシに限らず,夏の思い出には蝉がつきものだ。それは,暑さを増強す […] 2021年10月06日 ひかりがたり ひかりがたり 第103話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
暗室のアクシデント 光学実験や写真の現像など,多くの光に関する作業が暗室の中で行われてきた。作業の最中にドアを開けられたり,明かりが点灯してしまったりすると,それまでの苦労が水の泡になってしまう。最悪の場合には装置が壊れてしまう。そんな事故 […] 2021年09月07日 ひかりがたり ひかりがたり 第102話 著者: 納谷ラボ代表 納谷昌之(なや まさゆき)
鵜の目鷹の目 もう何年も前のことだけれども,僕は四国の松山で開催された学会に参加した。せっかくの四国ということで,僕は仲間とともに,大洲市の鵜飼を見に行くことにした。大洲市の肱川(ひじかわ)で行われる鵜飼は日本3大鵜飼として有名なのだ […] 2021年08月02日 ひかりがたり ひかりがたり 第101話 著者:納谷 昌之(なや まさゆき)
やっぱり百聞は一見に如かず ピサの斜塔は世界でも最も有名な建物の一つであろう。僕も子供の頃から知っていて,「行ってはみたいけれども,きっと実物を見る機会のないところ」と,ずっと思っていた。 しかし,人生は何が起こるかわからない。幸運にも,その機会が […] 2021年07月07日 ひかりがたり ひかりがたり 第100話 著者:納谷 昌之(なや まさゆき)
白の効能 昨年末,外出先で我が家の車がガガガという音とともに突然動かなくなった。今時珍しいマニュアル四駆ターボの車を,僕はまだまだ乗り続けるつもりだった。 しかし,レッカ ー車で運ばれた先の整備工場で調べてみると,クラッチが砕け散 […] 2021年06月22日 ひかりがたり ひかりがたり 第99話 著者:納谷 昌之(なや まさゆき)
トンネルの向こう 3月初旬,スーパーカブ110ccに乗って,1泊2日で伊豆半島を巡ってきた。東伊豆,南伊豆,西伊豆海岸の3月の明るい風景にお腹いっぱいになってしまった僕は,ふと,天城越えをして見ようと思い立った 川端康成の小説「伊豆の踊り […] 2021年05月12日 ひかりがたり ひかりがたり 第98話 著者:納谷 昌之(なや まさゆき)
明らかになるということ 2019年の末頃,オリオン座に位置する巨星ペテルギウスの輝きが弱まり,いよいよ超新星爆発かも,というニュースが流れていたのを覚えている人も多いだろう。 かくいう僕も,自分が生きている間にこの目で超新星爆発が見られるのかと […] 2021年04月05日 ひかりがたり ひかりがたり 第97話 著者:納谷 昌之(なや まさゆき)
トイレに咲いた赤い薔薇 家のトイレの窓際に,透明な小瓶に挿した一輪の赤い薔薇が咲いていた。北側窓から差し込む柔らかい光を受けて,まるで微笑みかけてくるように佇むその薔薇に,僕はつい見惚れてしまった。 薔薇の花は,先端がくるっと外側にカールしてい […] 2021年03月17日 ひかりがたり ひかりがたり 第96話 著者:月谷昌之介