■中国照明大手企業,空気洗浄機一体型照明を提案 中国独自製品として,
PM2.5対策の空気洗浄機付照明器具などユニークな製品が並ぶ
佛山照明集団(FSL)「明匠(LIGHT TRIMMER)」を立ち上げ56年という長年の経験を活かした照明空間を提案する。グリーンで,健康で,インテリジェントなLED照明によりリーダーシップを図る。その中で,空気清浄機一体型照明をリリースした。同製品の特徴は殺菌消毒,空気浄化,異臭除去,健康保護,手っ取り早い安全,環境浄化などをうたう空気洗浄一体型照明を展開する。
また,世紀亜明照明(YAMING)も空気清浄機一体型照明製品を展示,中国の中東部と西南地区は継続して濃霧に包まれており,多くの都市では中度から重度の大気汚染が続く。室内の汚染も室外と同じように重度だとし,今回このような製品を開発したという。
そこではLED照明とプラズマ浄化殺菌装置を1つに合わせた。展示会場ではこの浄化中の空間と未浄化の空間を比べた数値などの表示も行った。
中国では当初OEMでLED照明ビジネスが大きくなった。そして,現在では中国市場にあった独自製品展開で国内市場を攻める。商品数も充実してきたため,照明器具を扱う専門家も商品展開が広くなったとしてLED照明の受入を積極的に行うようになってくるなど,今年は中国において国内におけるLED照明普及が注目される。
また,2014年の10月に60 Wの電球の製造および販売が禁止になることも追い風になるだろう。これは輸出から内需拡大の序章となるだろう。彼らが中国市場攻略をどのように進めるのか,また,どのように差別化させたソリューションで他社から一歩リードするのか?そして,その市場に向って日本企業はどのように進入できるのか,まだまだ中国市場は面白く感じるところだ。これからますます広がるLED照明市場の裾野で中国企業間での勝ち負けはあるものの事業拡大を行う企業も多い。