スタンレー電気など、ライフスタイルのトレンド見本市で次世代ライティングを発信

スタンレー電気はF-WAVE、ナベル、オカムラ、杉原商店と出展協力し、フランスのパリ・ノール・ヴィルパント国際展示場で2026年1月15日から19日まで開催される、ライフスタイルの最新トレンドを発信する見本市「メゾン・エ・オブジェ・パリ展」の企画展示「LIGHT TREND(ライト・トレンド)2026」において、芸術と技術を融合した次世代ライティングを提案する。

(写真)左から 石井幹子氏・オカムラ 代表取締役 中村雅行氏・スタンレー電気 本部長 川上 憲英氏・F-WAVE 代表取締役 眞野重治氏・ナベル 代表取締役 永井規夫氏・杉原商店 社長 杉原吉直氏

「メゾン・エ・オブジェ」はハイエンドライフスタイルにおけるインテリア、照明デザインなどのトレンドを創り出す展示会で、企画展「ライト・トレンド」では世界的な照明デザイナーの石井幹子氏(石井幹子デザイン事務所 代表)とI.C.O.N 代表 石井リーサ明理氏がプロデュースを行なっている。

この展示会は毎回新しい切り口と手法で照明デザインの最新トレンドを紹介しているが、芸術的なインスタレーションと最先端技術、表現方法を駆使した「光に満ちた感覚の旅」というコンセプトを軸に、様々なアプローチを行なっている。今回、スタンレー電気などは新たな照明手法を通じて、次世代のライティングのあり方を提案する。

ライト・トレンド2026のテーマは「ホライゾン」

激変する社会やテクノロジーの進歩の中にあって、広い視野と未来への展望を持ち続けることの重要性を、遠い水平線の彼方を見据えながら、そこから受けるインスピレーションを散りばめたデザイン・コンセプトで光空間を構成しているという。

■スタンレー電気、「LEDSFOCUS PRO」「LED Drawing Unit」

【ホライゾンの下の真珠たち】レイヤーでは、海底で揺らめく光に照らされるパールをイメージし、クリスタルボールを複数の異なるテクノロジーで照明する演出を展開する。アートギャラリーやリテール空間への応用も想定した照明手法だ。

ここでは「LEDSFOCUS PRO」を用い、ゴールドとシルバーの光で2種類のパールを照らし分ける。このゴールドLEDは、ジャポニズム2018のエッフェル塔特別ライトアップの際に開発されたもので、世界的にも希少な光源だという。

(写真)LEDSFOCUS PRO

また【ホライゾンの色合い】レイヤーでは、奥の壁面に投影されるカラーライトが刻々と変化し、水平線の色合いを再現する。その上に、ビームの形状を液体プリズムで変化できる最新鋭の投光器「可変配光照明」が、光そのもので水平線を描き出す。

さらに新製品「LED Drawing Unit」による、水平線をモチーフにした光のキネティックアートも展開される。この製品は、光でスマートに文字や図柄を照射できる小型LED描画ユニット。描画デザインも複数ラインナップし、様々なシチュエーションに対応するという。

(写真)LED Drawing Unit

展示の正面入り口には、オカムラとナベルが企画・制作した「アコーディオンパーティション」が設置される。パーティション下部にはLED照明を備え、スタンレー電気の「ラインライト」によって美しくライトアップされている。

(写真)アコーディオンパーティション

■F-WAVE「フレキシブル太陽電池」

【ホライゾンへの視線】レイヤーでは、拡散光を楽しむ日本の伝統を受け継ぐ、フレキシブルなソーラーパネルを障子風にあしらったパーティション「COLLEAGUE Kicho」を展示する。ここにF-WAVEはシルバー色のフレキシブル太陽電池を提供した。

(写真)COLLEAGUE Kicho

この太陽電池は、周囲の景観に合わせてデザインできる太陽電池の高まりに応え、加飾フィルムを貼り付けたカラフルになっている。このフィルム型アモルファス太陽電池は、樹脂シートでラミネートしているため、割れたり飛び散ったりすることがなく、エンボス加工のため反射光による眩しさがない。

加飾フィルムに含まれる顔料は特定の波長の太陽光を反射することで人に色を認識させつつ、残りの太陽光は透過することができる。よってこの加飾フィルムを太陽電池に装飾すると、太陽電池の発電を確保しつつ、太陽電池を加飾することが可能だという。

■「メゾン・エ・オブジェ・パリ」概要
「メゾン・エ・オブジェ」は、メゾン(家)とオブジェ(小物)を意味し、世界最大級のインテリアデザインとハイエンド・ライフスタイルのトレンド発信見本市。年に2回、パリで開催され、業界の専門家やオピニオンリーダー、トレンドセッターたちが世界中から集結する。

2025年に展示会全体のリニューアルが行なわれ、9月は若手クリエーターなどを中心としたイベント性の高い「フェスティバル」系の展示会、1月はハイエンド・ライフスタイルの本質を捉え、新しいインテリア・デザイン・トレンドを発信する展示会へと位置づけがリニューアルされた。

キーワード:

関連記事

  • インクジェット印刷で作製したペロブスカイト太陽電池

    リコー、インクジェット技術を活用したペロブスカイト太陽電池を量産へ

    リコーは、インクジェット技術を活用したペロブスカイト太陽電池の生産体制構築に関する提案が、経済産業省の「GXサプライチェーン構築支援事業」に採択された(ニュースリリース)。これを受け、ペロブスカイト太陽電池の量産を203…

    2026.10.28
  • 今回開発した“トップエミッション型” 深紫外LEDの模式図

    NICT、トップエミッション型の深紫外LEDを開発 従来構造比で電力変換効率35%向上

    情報通信研究機構(NICT)は、LEDチップを上面から光を取り出す「トップエミッション型」の深紫外LEDを開発した。電極と光取り出し部に独自の素子構造を設け、従来構造の深紫外LEDより約35%高い電力変換効率を実証した(…

    2026.10.28
  • 日亜化学工業「NVSU434A」シリーズ

    日亜化学、効率2倍・出力3倍の高性能UV-LEDを開発 300nm帯の製品群を拡充

    日亜化学工業は、300nm帯の高効率・高出力UV-LED「NVSU434A」シリーズを開発し、2027年1月に発売する予定だ。ピーク波長308nmと330nmの製品では、従来製品比で約2倍の発光効率と約3倍の光出力を実現…

    2026.10.21
  • 電通大と日亜化学、全固体電池向け軽量固体電解質を開発

    電気通信大学・教授の中村淳氏と日亜化学工業の市川諒英氏らの共同研究グループは、軽元素を主体とした新しい固体電解質材料「RbLi(Li₃SiO₄)₂」を合成し、そのリチウムイオン伝導特性と伝導機構を解明した(ニュースリリー…

    2026.10.16
  • 日亜化学、植物育成用LEDで園芸売り場の商品ロス削減・売上増を確認 

    日亜化学工業は、植物育成用LED「Hortisolis™」を搭載した照明を園芸売り場に設置して実証試験を行ない、植物の廃棄削減と売上向上を確認した(ニュースリリース)。 小売店の園芸売り場では、自然光が十分に得られないこ…

    2026.10.08

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア