島津製作所は,世界的な社会問題となっているマイクロプラスチックの分析に特化した粒子解析システムを国内外で発売すると発表した(ニュースリリース)。価格は1869万円~(税込,構成により異なる)。
マイクロプラスチックとは,波や紫外線などによって細かく砕かれた,直径5mm以下のプラスチック粒子。生物が摂取して体内に蓄積することで,生態系全体への影響が懸念されている。その分布実態の把握には,プラスチック粒子の様々なデータの解析が欠かせない。
この製品は,赤外顕微鏡・赤外ラマン顕微鏡で得られたケミカルイメージから,マイクロプラスチックの個数や面積,体積,質量,成分などを短時間で算出可能。質量と体積の自動解析機能は,赤外顕微鏡・赤外ラマン顕微鏡に搭載されるソフトウェアとしては世界初実装だとしている。
また,粒子がないと判断できる部分は1回しか測定を行なわないことで,業界最高水準の高速マッピングを実現した。粒子がある部分は積算を複数回行ない,マッピング測定の定性精度を向上させているという。
さらに,赤外顕微鏡特有の操作や付属品によるトラブルシューティングを実装。測定したスペクトル(波形データ)と測定事例を照らし合わせることで改善策を提案し,質の高いデータを提供する。粒子の検出や計測は自動で行なわれるため,初めての分析作業でも安心して使用できるとしている。




