トムラ,プラスチックフレーク用新型選別機を発表

独トムラは,プラスチックフレークを高スループットで選別する新型「INNOSORT FLAKE」を発表した(ニュースリリース)。

新製品は,強力なセンサーの組み合わせにより,材料の種類と色でポリマーを選別し,不純物を除去して純度の高い単一素材を作る。高度な近赤外(NIR)分光計により,様々なプラスチック素材を正確に検出し,異物混入率の高い原料からリサイクル可能な材料を回収することができる。

この技術により,例えば,混合廃棄物から回収されたプラスチックがリサイクル用途として分別でき,他の方法では廃棄されたり,低グレードの用途のためにダウンサイクルされたりしている材料でもリサイクル可能な材料として回収できるという。

たとえば,ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などのポリオレフィン(PO)は,同じ廃棄物に混じっていることがよくあるが,この製品は,破砕および洗浄された混合プラスチックを,高品質のポストコンシューマー製品による押出成形品として,高い品質要件を満たすPET,PP,PEおよびその他の材料のクリーンな原料に分類できるとしている。

さらに,強化された光学技術は,変更可能な色の背景と両面高解像度カメラを備え,何百万もの色を検出し,単色フラクションを作成する。その高コントラスト画像は,白色,不透明,天然,透明,半透明のフレークを区別することもでき,材料の損失を減らし,歩留まりを最大化する。

最大4つのシュートと変更可能な照明背景を備え,1台の機械で複数の仕分けと回収工程を実行できるため,時間を大幅に節約し,処理工程を減らすことができるという。

新設計により,機械のコンポーネントに無制限にアクセスできるため,ダウンタイムの少ないスムーズなメンテナンスが可能。

この製品は,理想的なフレーク選別ソリューションを実現し,業界があらゆる廃棄物から,より多くのリサイクル可能な材料の最大限の回収を支援するとしている。

キーワード:

関連記事

  • 阪大、お椀型分子骨格を持つ新しい近赤外発光分子を開発

    大阪大学の研究グループは、お椀型分子骨格をもつ新しい近赤外発光分子を開発し、非極性溶媒中で66%を超える高い量子収率を得ることに成功た(ニュースリリース)。 約700nm以上の波長を持つ近赤外光は、生体を透過しやすく、背…

    2026.02.17
  • 島津,マイクロプラ向け粒子解析システムを発売

    島津製作所は,世界的な社会問題となっているマイクロプラスチックの分析に特化した粒子解析システムを国内外で発売すると発表した(ニュースリリース)。価格は1869万円~(税込,構成により異なる)。 マイクロプラスチックとは,…

    2025.08.08
  • ローム,小型で面実装型の近赤外LEDをラインナップ

    ロームは,VR/AR機器や産業用光センサ,人感センサなどのアプリケーションに対応する面実装型の近赤外(NIR)LEDにおいて,小型トップビュータイプ品を新たにラインアップした(ニュースリリース)。 近年,VR/AR機器や…

    2025.03.13
  • JAMSTECら,半自動マイクロプラ分析装置を開発

    海洋研究開発機構(JAMSTEC)とサーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループは,マイクロプラスチック(MPs)を迅速・効率的に分析する新たな半自動MPs分析装置「MARS」を開発した(ニュースリリース)。…

    2025.03.07
  • 東京科学大ら,人体組織を透過して光るガーゼを開発

    東京科学大学,昭和大学,京都工芸繊維大学は,医療現場で広く使用されている近赤外発光色素であるインドシアニングリーン(ICG)を用いた体内手術用の人体組織を透過して光るガーゼを開発した(ニュースリリース)。 体内手術用ガー…

    2025.02.20

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア