レーザー核融合の実現を目指すEX-Fusionは,シリーズAラウンドで総額約26億円の資金調達を実施したと発表した(ニュースリリース)。
このラウンドでは,エクイティによる23億円に加え,融資3億円を組成した。なお,同社はこれまで30億円の資金調達をしており,今回の資金調達により,累計調達額は56億円になった。
今回の資金調達は,要素技術を統合し,1秒間に10回の核融合反応を連続で発生させるという「連続運転」の実証に向けた,極めて重要なものと同社は位置付けている。
高出力レーザーや精密な光制御技術は,レーザー核融合のみならず,加工・医療・宇宙といった多様な分野にも波及する可能性を秘めている。同社はレーザー核融合を起点に,新たな光産業を創出し,世界のエネルギーと産業の在り方そのものを変えていくことを目指しており,シリーズAラウンドの資金調達はそれらの挑戦への大きなステップとなるとしている。