アストロデザイン,新方式のレーザー走査型顕微鏡を開発

アストロデザインは,世界初となる,透過超解像レーザー走査型顕微鏡「LaSCOPE LM-9001」を発売する(ニュースリリース)。予定価格は2,000万円。7月より受注を開始する。

従来の顕微鏡は結像光学系で観察しているためレンズによる制約があるが,この製品は走査照明系と非結像検出光学系によりサンプル構造を電気信号に変換し,独自のデジタル信号処理により様々な機能を実現する。また,従来の顕微鏡では見えなかった微細な構造を無染色で観察できる。

非結像検出光学系により,微細な構造により発生する高次回折光を用い,NA1.2程度の水浸対物レンズと等価な解像度をNA0.95のドライ対物レンズで実現した。従来液浸対物レンズでしか得られなかった解像度をドライ対物レンズで実現でき,しかも無染色観察できるためサンプルの汚染も無い。

従来の光学顕微鏡では不可能だった,複数の顕微手法(透過/反射明視野,透過位相,透過偏光)による同時同一ポイント観察を毎秒15フレームで実現した。複数の顕微手法を同時観察できるため新たな知見が得られる可能性がある。

さらに,共焦点顕微鏡とは異なり試料をZ方向に移動させることなく焦点深度内の光学的距離情報を取得できるため,焦点深度内の3D超解像情報を得ることができる。

同社では樹脂素材や材料研究開発分野,バイオ細胞分野に向け年数十台の販売を目指すとしている。

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