ニコン,高速画像取得ができる超解像顕微鏡を発売

ニコンインステックは,撮像速度を従来の約10倍に高め,ライブセルの素早い動きを超解像で高速にとらえる超解像顕微鏡「N-SIM S」を4月1日から発売した(ニュースリリース)。価格は64,000,000円~。

一般的な光学顕微鏡における解像度の限界は,約200nmといわれているが,ニコンはこの限界を超え,従来の約2倍にあたる高い解像度での観察を可能にする超解像顕微鏡「N-SIM」を2010年に発売している。

新製品は,この製品と比較して,より高速な画像取得を実現した超解像顕微鏡。ライブセルの微細構造の動きをより鮮明に観察できる。主な特長は以下の通り。

1.高速な画像取得
高速駆動デバイスを使用した照明装置を新たに開発。撮像速度を従来の1.6fpsから,約10倍の15fpsに向上させ,1枚あたり約0.067秒という速さで高解像画像の取得を可能にした。これにより,活発に動く細胞内小器官などの様子も観察することができる。

2. 優れた操作環境
観察方法を変更する際,照明装置を手動で操作,変更するなどのユーザーの作業負荷を極力減らし,ソフトウエアにより自動的に設定できるシステムを構築。多様な観察方法を手軽にセットでき,作業効率が向上する。

3. 安定的な環境で画像取得
超解像イメージングでの使用を前提に開発した,研究用倒立顕微鏡「ECLIPSE Ti2-E」をプラットホームにすることで,長時間の観察でも振動によるブレがなく安定的な環境で画像が取得できる。

4.高い拡張性
広い視野での観察が可能な共焦点レーザー顕微鏡システム「A1+」や光学顕微鏡の約10倍の分解能を持つ超解像顕微鏡「N-STORM」など多彩な観察方法との組み合わせを可能にした。大学や研究施設における共通機器として,幅広い研究目的に応じて使用できる。また,画像統合ソフトウエア「NIS-Elements」と組み合わせることで,画像の取得から画像処理まで1つのソフトウエアで制御する効率の良いシステムを提供する。

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