富士通,静脈認証製品を強化

富士通株と富士通フロンテックは、機器組込み向けのセンサーである「FUJITSU 生体認証 PalmSecure-F Pro(パームセキュア エフプロ)」(PalmSecure-F Pro),および「FUJITSU 生体認証 手のひら静脈認証ボード」(手のひら静脈認証ボード)の2製品を,手のひら静脈認証装置の製品ラインナップに加え,10月下旬より販売する(ニュースリリース)。

「PalmSecure-F Pro」は,操作性や環境耐性が向上したほか,高性能のイメージセンサーを搭載することによってシャッタースピードが従来の約5倍になり,認証精度を維持したまま従来の半分以下となる厚さ13mmを実現した。これにより設置・使用環境の条件を大幅に緩和したほか,認証精度を向上させ,登録された大量の静脈データから個人を識別する機能を強化した。

また,ボードにソフトが組込まれた「手のひら静脈認証ボード」を提供することで,従来適用が難しかった組込み系OSを搭載した機器への適用が可能になる。

これにより,従来はPCログオンや入退室装置での使用が中心だったが,複合機や金庫・ロッカーなどでの使用が拡大することで,企業内の認証方式を手のひら静脈認証に統一できる。また,現金やクレジットカードに代わる手ぶらでの決済手段や,住宅やクルマの鍵の代替など,新しい市場への拡大を目指し,富士通グループ全体で,今後5年間で100億円(ハード・ソフト・SIを含む)の売上を目指す。

キーワード:

関連記事

  • モフィリアら,フィルム型静脈センサーを開発

    モフィリアと仏ISORGは,厚さ1mm程の薄型フィルム状のセンサーによって静脈認証を可能にする技術を開発した(ニュースリリース)。 静脈認証とは,人によって全く異なっている静脈のパターンを使って個人を正確に特定する方法。…

    2023.07.13
  • 富士通,普通のカメラで手のひら静脈認証を登録処理

    富士通は,スマートフォンなどの一般的なカメラで手のひらを撮影した画像から,手のひらの静脈パターンを抽出して専用センサで取得した静脈パターンと照合できる技術を開発した(ニュースリリース)。 生体認証サービスを利用するために…

    2023.03.03
  • 2024年セキュリティ関連市場,1兆236億円に

    富士経済は,セキュリティ関連の国内市場を調査し,その結果を「2021 セキュリティ関連市場の将来展望」にまとめた(ニュースリリース)。 それによると,2020年は東京五輪に向けた設備投資が一段落したほか,緊急事態宣言の発…

    2022.01.12
  • JCBら,生体認証へ向けコンソーシアムを設立

    ジェーシービー(JCB),大日本印刷,パナソニック システムソリューションズ ジャパン,りそなホールディングスの4社は,生体認証を活用した業界横断型プラットフォーム「顔認証マルチチャネルプラットフォーム」の実現に向けた取…

    2021.12.08
  • 富士通研,マルチ生体認証システムを開発

    富士通研究所は,顔情報で照合対象者を絞りこみ,手のひら静脈で本人を特定する非接触な生体認証を融合させたマルチ生体認証において,マスクを着用していても,マスク着用なしと同等レベルの99%以上の高精度で本人特定が可能な認証技…

    2021.01.21

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア