すばる望遠鏡,双子の星の星周円盤を直接観測

光学赤外線望遠鏡のすばる望遠鏡は,連星系を成す若い星の周りの円盤に物質が流れている様子の直接撮像に成功した(ニュースリリース)。

観測したのは,へびつかい座の方向約520光年の距離にある,推定年齢500万年の太陽型星からなる連星系「SR24」。連星に付随する双子の原始惑星系円盤,それらをつなぐブリッジ構造,さらに外部からのガスの流れに起因する渦状腕を検出した。

若い天体で双子の原始惑星系円盤に渦状腕を確認したのは初めてのこと。すばる望遠鏡の観測装置の威力が発揮された成果だとしている。

関連記事「フジクラ,すばる望遠鏡用特殊大口径ファイバを受注」「すばる望遠鏡SEEDSプロジェクト,「第二の木星」の直接撮影に成功」「キヤノン,浜松ホトニクス,三菱電機ら,すばる望遠鏡の超広視野カメラを開発