LED/有機EL照明,「多様化」したラインナップで差別化を

写真17 コニカミノルタの0.35 mmの薄さで折り曲げが出来る樹脂基板のフレキシブル有機ELパネル左から,パターニングアートパネル,白色フレキシブルパネル,カラー調色フレキシブルパネル。(撮影:Granage LLP)
写真17 コニカミノルタの0.35 mmの薄さで折り曲げが出来る樹脂基板のフレキシブル有機ELパネル左から,パターニングアートパネル,白色フレキシブルパネル,カラー調色フレキシブルパネル。(撮影:Granage LLP)
■日本からは4社が出展,それぞれの特徴を見せる

コニカミノルタは,この3月に発表したフレキシブル有機EL照明『Symfos』を展示した。同製品の特徴は調色機能で0.35 mmの薄さで折り曲げが出来る樹脂基板のフレキシブル有機ELパネルだ。同製品は独自の製膜技術を活用し実現させたという。

フレキシブル有機ELについては,韓国LG Chem社でも製造しているが,同社の製品はガラス基板でできているため,今後は樹脂基板の採用が期待されるが,今回のコニカミノルタでは樹脂基板での製造に成功しており,輝度はまだまだ低いものではあるが,今後の開発の状況に期待がかかる。

写真18 重さ0.06 g/m2の重さで,風の力だけで浮く。展示会場では風力で上下しながら浮かぶ(撮影:Granage LLP)
写真18 重さ0.06 g/m2の重さで,風の力だけで浮く。展示会場では風力で上下しながら浮かぶ(撮影:Granage LLP)

その有機EL照明パネルを使い,今回,世界的に有名なIngo Maurer(インゴ マウラー)氏がプロデュースする「Ingo Maurer」が同社有機ELパネルを採用しデザインしたリファレンスモデルの展示も行われ,その斬新な照明に多くの来場者が興味を引いた(写真17~19)。

写真19 世界的に有名なIngo Maurer氏がプロデュースする「Ingo Maurer」が同社有機ELパネルを採用しデザインしたリファレンスモデルの展示(撮影:Granage LLP)
写真19 世界的に有名なIngo Maurer氏がプロデュースする「Ingo Maurer」が同社有機ELパネルを採用しデザインしたリファレンスモデルの展示(撮影:Granage LLP)

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