シャープ,触れずに操作できるディスプレーを開発

シャープは,ディスプレーに触れずに,指を浮かせた状態で操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」を開発したと発表した(ニュースリリース)。

このディスプレーは,静電容量方式のタッチパネルを採用。新開発の高感度タッチコントローラーにより,ディスプレーの表面から最大約5cm離れた位置にある指を高精度で検知し,ディスプレーに直接触れることなく,指を浮かせた状態で操作することが可能だとしている。

手袋をした指もしっかりと検知し,横向き設置はだけでなく,縦向き設置や斜め置きにも対応。ディスプレーの表現力を活かし,画面上に操作ガイドを表示したり,指を検知したら効果音を鳴らしたりすることで,直感的なユーザーインターフェースを実現しているという。

サイズは,15インチ程度の中型から55インチ程度の大型まで,幅広く展開が可能。店舗のセルフオーダー端末,公共施設・商業施設の受付端末や案内用デジタルサイネージなどに搭載することで,さまざまなシーンにおける非接触ニーズに応えていくという。

そのほか,高い水準の衛生管理が求められる食品・薬品工場や手に油や汚れが付着しやすい生産現場などで使用する機器にも応用可能だとしている。

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