パナソニックSUNX,ガルバノスキャニング式レーザ溶着機を発売

パナソニック デバイスSUNXは,ガルバノスキャニング式レーザ溶着機「VL-W1シリーズ」(「VL-W1500」「VL-W1A00」)を発売する(ニュースリリース)。オープン価格。

独自のファイバレーザ発振器を搭載し,さらにレーザヘッドは内蔵のガルバノミラーでレーザ光を走査するガルバノスキャニング方式を採用した。

これにより,樹脂溶着の高品質化と,ヘッド自体を動かすスカラロボットやXYステージが不要になることでの装置の小型化・簡素化を実現した。また,照射ビーム径可変機構やCADデータ取り込み機能など,使い勝手にこだわった機能を数多く搭載している。

同社では,自動車部品や電機部品など,様々な業界における樹脂部品の接合に最適なレーザ溶着機として拡販を図る。

主な仕様は以下の通り。

型式名 VL-W1500 VL-W1A00
レーザ発振器出力 50W 100W
Yb:ファイバレーザ λ=1,070nm クラス4 CW発振
加工点平均出力 45W±5% 90W±5%
ガイドレーザ、レーザポインタ 赤色半導体レーザ λ=655nm クラス2 最大出力1mW以下
スキャナ デジタルガルバノスキャナ
加工範囲(X、Y) 200×200mm
ワーク間距離 (基準面±設定可変幅) 315±15mm
スキャンスピード 最大3,000mm/s