月刊OPTRONICS 特集序文公開

NanoTerasu BL02U 超高分解能共鳴非弾性X線散乱(RIXS)ビームライン—世界最高の分解能で物性の根源に迫る—

著者:量子科学技術研究開発機構 宮脇 淳

1.はじめに ─共用ビームラインとは─

NanoTerasuには,量子科学技術研究開発機構(以降,QST)が整備した共用ビームラインが3本あり,学術利用を主眼とした世界最先端の分光分析の場を提供する。本稿で詳述するBL02Uは超高分解能共鳴非弾性X線散乱(RIXS)のビームラインである。BL02UのRIXS装置は,2024年4月の稼働開始後間もなく,非常に順調に立ち上がり,軟X線領域において世界最高のエネルギー分解能を記録した。これは,これまで見えなかった物質内の微細なエネルギーのやり取りを直接捉えることを可能にする画期的な成果である。本稿では,この世界に誇るBL02UのRIXS装置について,その原理から最新の性能,そして未来産業への貢献という展望までを解説する。

図1.NanoTerasu BL02Uビームラインと2D-RIXS 分光器。

【月刊OPTRONICS掲載記事】続きを読みたい方は下記のリンクより月刊誌をご購入ください。

本号の購入はこちら

 

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

 
  • オプトキャリア