ifm efectorは，ToF式 光電距離センサー新「OGDシリーズ」の測定距離とスピードがアップグレードしたタイプを2023年8月に発売すると発表した（製品ページ）。価格は43,000円～55,400円（税別）。

新シリーズは，ミリ単位の距離測定により，位置や方向チェック，部品検出などの工程の稼働率向上をサポートする。

また，距離値と同時に反射率値を出力できるので，仕分けタスクの物体認識など，使用アプリケーションの幅も広がったという。

アプリケーションに合わせて応答速度を3つの動作モードから選択設定できるので，何種類もの距離センサーをストックしておく必要が無くなり，在庫スペースや管理工数が削減できる。

従来のメタル外装の他，レンズも含め全面プラスチック外装のタイプも新登場した。軽量で耐衝撃性の高いプラスチック製に加え，干渉防止機能により無人搬送車（AGV）やロボットなどにも幅広く使用できるという。

主な特長は以下のとおり。
・PMDタイムオブフライト式技術によるミリ単位の精密な距離測定。
・幅広いアプリケーションに対応：移動する物体も3つの動作モードによりさらに簡単に検出。
・距離値と反射率の同時出力によりプロセスの信頼性が向上。
・取付けは2か所の通し穴または標準搭載のM18ねじ部を使用して簡単取付。
・センサーを近くに配置しても干渉を回避するシーケンスモード搭載。
・プロセス値を2色表示しIO-Linkで伝送。
・アナログ/IO-Link出力タイプとスイッチング/IO-Link出力タイプ。