ローランド ディー.ジー.は,小型レーザー加工機「LV-290」および「LV-180」の2機種(LVシリーズ)を各地域(日本を除く)で順次販売することを発表した(ニュースリリース)。
「LVシリーズ」は,CO2レーザーを採用した非接触式の加工機で,プラスチックや木材,革,紙,コルクなどの幅広い材料に切り抜きや彫刻が行なえる。刃物を使って材料を削る加工機と比べ,スピーディに複雑な文字や図形を美しく加工できる。また,切断面にバリが残らないため,仕上げ加工も不要。刃物が摩耗するといった心配もないので,品質を落とすことなく,常に美しい仕上がりを保つという。
簡単に高品質なレーザー加工が行なえるさまざまな機能を搭載しており,初心者でも安心して使用できるとしている。レーザーパワーやワークエリアの異なる2機種をラインナップし,加工したい材料の厚さや大きさに応じて選ぶことができる。「LV-290」は,材料の位置合わせをサポートするCCDカメラを搭載している。
この製品は,同社のUVフラットベッドプリンター「VersaUV LEF/LEF2シリーズ」と組み合わせて使用することで,それぞれの製品だけでは実現できないユニークで付加価値の高いアイテムが製作可能になるという。同社では,この新しいソリューションが,使用者のプリントビジネスの可能性をさらに大きく広げるだろうとしている。