日立マクセル,同社初のレーザープロジェクターを発売

日立マクセルは,同社のプロジェクターで初めて固体光源を採用した製品として,レーザー光源DLP®プロジェクター「LP-WU9750BJ」を2016年4月より発売する(ニュースリリース)。オープン価格。

この製品は,レーザー光源を採用した1チップDLP®プロジェクターとしては最高クラスの明るさ8,000 lmを実現した。光源は20,000時間と長寿命であるため,ランプ交換に相当する作業が不要となり,長時間連続で映像投写を行うデジタルサイネージやアミューズメントなどの用途においてメンテナンス負荷を軽減することができる。また光源点灯後,画面が明るくなるまでの時間も短く,消灯後の冷却も必要ない。

解像度は1920×1200(WUXGAリアル対応)。光学エンジンを防塵構造にすることで,エンジン内部の光学部品にゴミや埃が付着し明るさが低下することを抑え,長時間にわたり明るく鮮明な映像を投写する。

天井への設置や縦置き(ポートレート)投写はもちろん,360度全方位の設置が可能で,さまざまな設置環境や投写ニーズに対応する。また,「エッジブレンディング機能」を搭載しており,複数台のプロジェクターで継ぎ目のない大画面映像を投写することも可能。光源の出力を1%ステップで20~100%まで変更し光量を調節できるので,隣り合う投写画面の明るさを簡単に合わせることができる。

レンズは,固定超短焦点レンズから超長焦点レンズまで7種類のレンズからスクリーンサイズや設置環境に合ったレンズを選択できる。また,既存の「9000シリーズ」にも使用することができる。

デジタル信号入力として,HDBaseT端子×1系統,業務用映像機器で採用されているSDI端子×1系統を搭載。それぞれ1本のLANケーブル(CAT5e/6)および同軸ケーブルを介して最長約100mまでデジタル映像信号を伝送できるので,プロジェクターを映像機器から離れた場所に設置することが可能。また,HDMI®×2系統,DVI-D×1系統を備えており,パソコンや民生用映像機器とも直接接続して使用できる。