東北大 山﨑優一氏,日本物理学会若手奨励賞を受賞

東北大学多元物質科学研究所の山﨑優一氏は,第7回(2013年)日本物理学会若手奨励賞を受賞した。受賞対象となった研究は「多次元電子分光による電子波動関数の立体特性に関する研究」。山崎氏はこれまで,原子,光,および電子を励起源とした多次元電子分光の新しい実験あるいは理論的計測法を開発し,電子の束縛・連続状態波動関数の立体的な性質の理解に取り組んできた。

1

この研究の一部は,KEK物構研教授の柳下明氏の研究グループと共同で,KEKフォトンファクトリーのビームラインBL-2Cの同時計測画像観測分光装置を用いて行なわれた。これにより,一個の水分子内で,酸素原子から発した光電子波が二つの水素原子によって回折される現象の可視化に成功した。

詳しくはこちら。