月刊OPTRONICS 特集序文公開

光格子時計の進展と応用展開

著者:理化学研究所1),東京大学2)  髙本将男1), 香取秀俊1 ,2)

1.はじめに

2001年の提案以降,四半世紀にわたる研究の進展とともに光格子時計の性能は飛躍的に向上し,現在「秒」の定義に採用されているマイクロ波セシウム原子時計を二桁上回る相対周波数不確かさδν/ν0 ~ 10–18 を実現している。単一イオン時計とともに,「秒」の再定義に向けた議論も本格化している。このような光格子時計の実現と高性能化は,超高安定レーザー光源,光周波数コム,長距離光周波数伝送技術などの先端的光技術の発展によって支えられている。

一方で近年では,光格子時計の高性能化に向けた基礎的研究だけでなく,実験室外でも動作できる超高精度計測デバイスとしての応用に向けた研究も進められている。これまでは実験室に限定されていた時計システムを小型化・可搬化することで,新たな研究や応用領域を開拓することは,光格子時計の実用化や社会実装に向けた重要なステップである。

【月刊OPTRONICS掲載記事】続きを読みたい方は下記のリンクより月刊誌をご購入ください。

本号の購入はこちら

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア