高色純度・高輝度・高耐久性の分子性赤色発光体 1. はじめに 発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)と蛍光素子を組み合わせた材料は,ディスプレイ,照明など現代社会において欠かせないものとなっている。身近に使用されている発光体は無機蛍光体が […] 2020年07月17日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第55回 著者:北海道大学 北川裕一
レーザーせん断応力計と知的乱流制御 1. はじめに 船舶における摩擦抵抗低減技術開発で,特に流体と船底との接触によって摩擦抵抗が生じる。船体が占める全抵抗の50〜70%にも及び,流体と接触する表面積に比例するため大型になるほど影響が大きい。摩擦抵抗低減させ […] 2020年06月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第54回 著者:室蘭工業大学 大石義彦
電界処理を用いたガラスへの光情報記録と表面構造化技術 1. はじめに 本稿では,電界処理を用いて透明なガラス内へ光情報を「見えないように」記録する技術と,その記録をガラス表面に構造化して「可視化」する技術について紹介する。光記録や光情報記録というと,カメラにおける感光フィル […] 2020年05月25日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第53回 著者:北見工業大学 酒井大輔
シースルーなプロジェクション型ライトフィールドディスプレイ 1. 多様化するディスプレイ 近年,AR(拡張現実)やVR(仮想現実)といった表示方法がさまざまな分野で活用され始め,スマートグラスやヘッドアップディスプレイ,ヘッドマウントディスプレイといったディスプレイ技術の多様化が […] 2020年04月20日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第52回 著者:(国研)情報通信研究機構 涌波光喜
メタ表面基板の利活用による高感度・高信頼性の蛍光バイオセンサー 1. はじめに 光を使ったバイオセンサーは反射率や透過率,蛍光(化学蛍光を含む),ラマン散乱,分子の赤外吸収を測定する方法など種々あり,バイオセンサーのなかで多数派を占めている。最初に歴史的な経緯から振り返ってみよう。 […] 2020年03月18日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第51回 著者:(国研)物質・材料研究機構 岩長祐伸
近赤外光を活用できる有機金属錯体の合成技術 1. はじめに 太陽光は無尽蔵かつクリーンなエネルギー源であることから,再生可能エネルギーとしての活用をはじめ,幅広い基盤技術において必須である。光材料科学の観点からは,どの波長域の光を用いるかが重要となる。中でも可視光 […] 2020年02月19日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第50回 著者:金沢大学 古山渓行
Plane-to-Rayライトトランスポート計測に基づく皮下血管のリアルタイムイメージングシステム 1. はじめに シーン中の光の伝搬(ライトトランスポート)は,反射や屈折,表面下散乱や相互反射など様々な要素から構成されており,コンピュータグラフィクス分野ではライトトランスポート理論として古くから定式化されている。また […] 2020年01月20日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第49回 著者:奈良先端科学技術大学院大学 久保尋之
可変メタサーフェスを利用した光位相変調素子 1. はじめに 波長よりも小さな単位構造からなるメタマテリアルは,構造に依存した屈折率を人為的に設計できる。負の屈折率などの自然界には存在しない屈折率が実現できるなどの特徴を持つ。しかし,光の周波数帯におけるメタマテリア […] 2019年12月20日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第48回 著者:東京農工大学 岩見健太郎
高速波長可変レーザーと広帯域光音響顕微鏡 1. はじめに 光と超音波を併用した3次元イメージング技術である光音響イメージング(PAI)は,光干渉断層法に代表される光のみを用いた技術と比較して,深部の可視化が可能であり,また超音波断層法に代表される超音波のみを用い […] 2019年11月19日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第47回 著者:(国研)理化学研究所 丸山真幸
新生児医療へのIoT導入の挑戦 1. 医療分野へのIoT導入 IoT(Internet of Things)とは,モノ同士がインターネットを介して接続され,お互いに通信しあい情報を共有し,制御しあう概念である。1999年にIoTが提唱され,約20年にな […] 2019年10月03日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第46回 著者:横浜国立大学 太田裕貴,稲森 剛,磯田 豊 横浜市立大学魚住 梓,伊藤秀一