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3D白色干渉顕微鏡による三次元表面性状測定とその応用

近年の微細加工における精度の向上は目覚ましく,加工部品の表面に仕上げ加工を施し,機能性を付すことで付加価値を高めるプロセスが広く実用化されている。例えば表面加工によって摩擦を低減,または付加することで部品同士の動力伝達を […]

若手研究者が実用化に向け,精力的に研究を行なっているテーマを発表するコーナーです。企業とのコラボレーションを希望するものですので筆者とのコンタクトも可能です。また,掲載を希望される方も募集しています。

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目には見えない円偏光を高感度に検出するフォトダイオードの開発

1. はじめに 近年,量子情報や量子光学,生命科学などの幅広い分野で,高い精度の光検出技術が必要とされている。微弱な光信号や量子的な光の検出には,光電子増倍管1)やアバランシェ・フォトダイオード(半導体受光素子)2, 3 […]

計測分野へ向けた高精度な距離・形状測定を実現するTOF距離イメージセンサ

1. はじめに Time-of-Flight(TOF)距離イメージングは,光源から発せられた光が対象物で反射し,イメージセンサに返ってくるまでの飛行時間を計測することで,既知である光の速度を基に距離を算出する手法である( […]

化学気相成長による軽元素系無機蛍光体の薄膜プロセス

1. はじめに 蛍光材料は,蛍光灯やLEDなどの照明機器をはじめ,センサーやイメージング,ディスプレイや塗料など日常生活には不可欠な材料である。多くの無機蛍光体ではホスト構造に希土類元素を添加し,4f-4f遷移を利用した […]

金属微細構造作製技術とプラズモニクス応用

1. はじめに 光が金属に照射されると,金属中の伝導電子(負電荷)は光の電場を受けて運動し,分極が生じる。電子の分極もまた光の電場振動に応じて振動するため,一種の双極子放射とみなすことができる。光を再放射するため,金属は […]

Mie共鳴により発色するナノ粒子カラーインクの創製

1. 構造色 我々の身の回りには人工物・自然物質を問わず,様々な色彩が存在する。これらの色彩は主に染料や顔料に含まれる色素が光を吸収することによって,生み出されるものである。広帯域なスペクトルを持つ太陽光や蛍光灯・LED […]

テラヘルツドップラ測定に基づく非接触心拍計測の試み

1. はじめに 心拍は人のバイタルサインの中でも最も基本的なものである。日常動作中や就寝中,あるいはスポーツ中などにおける心拍の変動を,特別な装具を身に着けることなく非接触に計測できれば,ヘルスモニタリングやトレーニング […]

自然な光を用いる瞬間カラー多重ホログラフィーと蛍光顕微鏡応用

1. はじめに 画像情報を鮮明に記録・計測・保存したいと思うのは,人間の自然な欲求である。そして,ありのままの情報を得るために,2次元よりも3次元の画像を記録・観察したいという欲求に駆られて研究開発が今日まで続いている。 […]

高解像蓄光イメージングを可能にする高輝度長寿命室温りん光分子

1. はじめに 励起光照射停止後にも目視可能な遅延発光(蓄光)は非常時の表示体用途に活用されている1)。蓄光材料として希土類金属を含む酸化物半導体が古くから知られているが,この数年重原子を含まない分子からの室温りん光を用 […]

ガラス構造設計に基づく光機能ガラスの開発

1. はじめに 本稿ではガラス構造を設計することで新たな光機能ガラスを開発する試みについて紹介する。ガラス材料は光学レンズや光ファイバーなど,光学実験には欠かせない素材の一つである。SiO2やBK7など多成分系の酸化物の […]

印刷技術を用いたナノフォトニクスデバイス作製と高感度バイオセンサ開発

要旨 本稿では、我々が現在取り組んでいる印刷技術を用いたナノフォトニクスデバイス作製とそれを用いたバイオセンサ開発について概説する。 1. はじめに バイオセンサとは,酵素や抗体,DNAといった生体由来物質が有する機能( […]