心地よい春風と満開の桜の下で,本文をしたためています(前日は大雨と強風でした)。最近,たまの外出で電車に乗ると,吊り広告や(網棚の奥などの)窓上ポスターが,かなり増えていることに気づきます。
コロナの頃には,ほとんどないこともあったので,やはり,景気はゆっくりながらも回復して来ているのか,と感じます。株価(日経平均)はバブル崩壊前の最高値を超えて4 万円前後となっていますし,企業における賃上げ交渉の結果も,大企業ばかりが目につきますが,非常に好調でした。
ただし,消費者物価は2%程度の上昇に落ち着いて来たとは云え,賃金の上昇は物価上昇に追いつかず,先日発表された実質賃金は23ヶ月連続の低下でした(例えば,JIJI.COM, 2024/04/10)。賃上げ交渉が済んだばかりだし,その成果が大衆の手元に届くには,少なくともあと数ヶ月~半年はかかるらしいです。
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