【市場動向①】スマートライティングがさらに活発化する
今年も大手メーカーを中心にスマートライティングの展示が増えた。フィリップスなどの海外企業がこれまで牽引してきた市場ではあるが,中国企業のOPPLE,美的照明(MIDEA),佛山照明(FSL),通士達照明(TOPSTAR)などの大手企業の多くはこの分野へ積極的だ。
特に美的照明(MIDEA)は中国大手総合家電メーカー美的集団(MIDEA Group)の傘下で2009年に作られた企業で,同社でも2014年から本格的にスマート住宅戦略をはじめる。家電製品などとの連携が出来れば他社との差別化もできるだろう。
台LED inside社のデータによると,現在,照明制御で用いられる主な無線規格として,ZigBee,Z-wave,Insteon,Wi-fiらが挙げられるが,そのほとんどがその他に分類される。その中でもZigBeeを使ったシステムが伸びているようだ。
また,操作方法もこれまでは専用のリモコン制御が多かったが,スマートフォンやタブレット操作の拡大も見られた。
無線規格についても台LEDinside社はセミナーで言及しており,2012年~2013年に小売り店における技術別インテリジェント照明製品それぞれの売上は,Zigbeeが最も多く18%でその他が60%にも達する。どの方式が今後主流になるかは分からない状況だ。