11月10日から12日までパシフィコ横浜で開催される光技術の展示会「Photonics Innovation 2026」では、出展企業による技術セミナーが行なわれる(申し込みはこちら)。
ナノ構造を利用した光学デバイスの開発動向から、赤外線カメラの基礎と応用まで、企業が培ってきた技術や製品開発の取り組みを紹介する。研究開発や製品設計に携わる技術者にとって、光技術の応用可能性を知る機会となりそうだ。
ナノ構造技術が支える次世代光学デバイス
11月10日には、ティー・イー・エムが「Moxtekのナノ構造開発及び展開アプリケーションの紹介」と題したセミナーを開催する。講師はMOXTEK, Inc.のCEO、山本理之氏。
微細な構造によって光の偏光や伝搬などを制御するナノ構造技術は、光学部品の高機能化や小型化を支える技術として注目されている。Moxtekは25年以上にわたり、偏光板や波長板などのナノ構造製品を手掛け、試作から量産までの開発体制を構築してきた。
講演では、こうした技術の開発経緯や応用事例に加え、メタオプティクスへの展開も取り上げる。AR/VR、量子コンピューティング、半導体、センシングなど、用途が広がる光学市場において、ナノ構造技術が果たす役割を紹介する。

赤外線イメージングの基礎から機器選定まで
11月12日には、ビジョンセンシングの橋本博之氏が「赤外線イメージング入門:見えない温度を可視化する技術の基礎」をテーマに講演する。
赤外線イメージングは、可視光では捉えにくい情報を取得する手段として、計測や検査、研究開発など幅広い分野で利用されている。ただし、観測対象や用途によって適した波長帯、カメラの仕様は異なり、機器選定にはそれぞれの特徴を理解することが重要となる。
講演では、赤外線の基礎知識をはじめ、近赤外線、中赤外線、遠赤外線カメラの特徴や選定時のポイント、具体的な活用事例を解説する。同社の最新赤外線カメラも紹介し、用途に応じた活用方法を取り上げる予定だ。
両セミナーは、パシフィコ横浜の展示ホール内特設会場3で13時30分から14時15分まで開催される。出展製品の背景にある技術や応用事例を、開発に携わる企業の視点から直接聞ける機会となる。聴講は無料で、公式サイトから申し込める。
▼出展社セミナーのプログラム・聴講申込はこちら
https://www.optronics.co.jp/ex-seminar/projects/semi/77/11014





