
米Teledyne FLIRは,放射温度測定機能が搭載された「Boson+」および「Hadron 640R+」赤外線/可視光デュアル・カメラモジュールの販売を開始した(製品ページ)。
これらの製品は ,サイズ・重量・消費電力を最適化するとともに ,防衛分野にも産業用途にも使えるようにNDAA準拠ながらITAR対象外として開発。シーン内の各画素の温度測定値をリアルタイムに取得できる。
放射温度測定対応「Boson+」は長波長赤外解像度オプションに加えて ,多数のレンズオプションも用意してあり ,様々な状況に対応が可能。「Hadron 640R+」は放射温度測定対応「Boson+」を内蔵したうえ ,64MP可視光カメラも装備しており ,両データをUSPあるいはMIPIを介して60Hzでビデオ出力できるのが特長としている。
また ,これらの製品は熱感度20mK以下を実現しており ,無人地上車両や無人航空機システム ,セキュリティ・アプリケーション ,ハンドヘルド機器 ,サーマルスコープなどのほか ,新たなAIアプリケーションに対しても最適化が期待できるとしている。