シャープは,新開発のmini LEDバックライトを搭載した8K/4Kテレビ「AQUOS XLED」の新製品2ライン「DX1/DP1」を発売する(ニュースリリース)。ブランドを刷新し,85V型から55V型まで大型ゾーンに計5機種(8K「DX1」3機種/4K「DP1」2機種)をラインアップする。
新製品は,光源であるバックライトに小型のLED(mini LED)を採用。同社従来機比約72倍の約8,000個(「4T-C65DP1」の場合)のmini LEDを高密度に敷き詰めた(8Kモデルはmini LEDの個数は異なる)。
新開発の「アクティブmini LED駆動」技術により,表示する映像に応じて,エリアごとの明暗をきめ細かく制御することで,コントラストなどの表示性能を飛躍的に向上した。ピーク輝度は,同社従来機比約3倍(同)を実現。輝きから締まった黒の表現まで表現する。
また,バックライトの光波長を変換する「量子ドットリッチカラー」技術を新たに採用。バックライトの青色光から,量子ドットフィルターを介して波長変換するこことで,純度の高い光の3原色(青・緑・赤)を生み出し,広色域かつ鮮やかな発色を実現するという。
回路には,表示する映像の局所的な明るさやコントラストを解析し,明暗差をさらに伸長することで,まばゆいばかりの輝きや締まった黒などのコントラスト表示性能をさらに際立たせる新設計「フレアブライトネス」を搭載。独自のバックライト最適制御技術の応用により,豊かな明暗表現力のある映像を再現できるとしている。